■少年サッカー番外編 「おやじコーチA VS おやじ監督B」(8)
「崩 壊」
大会優勝!
Aチームの全国大会出場が決まった!
強くなったものだ。まさか優勝するとは、助っ人に参加したBチームのメンバーたちもみんな一緒に飛び上がって喜んだ。
Aチームの親たちが、俺たちのところに来た。
そして「皆さんのおかげです。ありがとうございます。」と頭を下げてくれた。
すると助っ人選手の一人が、下を向いてぼそっと言った。「やっぱ俺ら、外かよ」と…。
驚いた。そんなふうに感じたていたのか。
一緒に戦った者に「ありがとうございます」はないだろう、そういうことなのか。
全国出場…しかし、喜んでばかりいられない。
ありとあらゆる手配が必要になる。費用もかかる。どうする?どうする?どうしよう…そんな慌ただしい日々が来た。
おやじコーチ、おやじ監督、おやじオーナーの3人は、俄然張り切った。
おやじコーチは市にかけ合いに行った。
おやじ監督は計画づくり、そして宿泊、その他、いろいろな手配を始めた。
おやじオーナーは、ドーンと寄附した。
周りの親たちは、3人の指示どおりにかけずり回った。
俺たちにも寄附の依頼は来た。当然、できる限りのことはみんなやった。
みんなの努力と熱い思いで、周りからの暖かい支援があり、AチームのメンバーとBチームから選ばれた助っ人たちは、全国へと旅立った。
しかし、全国の壁は厚く、あっさり負けて帰ってきた。
そして…かえってきた者は、貝のように口を閉ざし、何も言わなくなってしまった。
そして「チームは解散する」という話がまことしやかに流れてきた。
「何で?何があったんだ?」俺は、あらゆる情報網を駆使してその実態を把握しようと努めた。
やっとここまで来て、うちのガキは今度6年になるんだぞ、やっと来年なんだぞ、こんなところでチームをつぶされてたまるか。そんな憤りがむらむらとわいてきた。
そしていろんな話を総合すると…次のようになった。
全 国 大 会
おやじ監督は、いつものように後ろの上段の席から、「ばかやろう、バック何してんだ!」と、人の子をナジって応援?していたという、おやじコーチは、ベンチに入り、監督・コーチとともに既にスタッフの一員となっていた。
試合は、前述のとおり、全国の厚い壁にはばまれ、押されていた。そして監督は、一つの判断をし、控えの選手にアップするように指示をした。
そして「メンバーチェンジ」の監督の声で、ピッチから呼び戻されたのは…おやじオーナーの息子だった。
そして、試合が再開し、数分後のことだった。
おやじオーナーは、なんとグラウンドにいた。
そして、すたすたとベンチに行き、いきなり怒鳴った。
「なんで、俺の息子を降ろすんだ…ふざけるな、幾ら寄附したと思ってんだ」
監督・コーチの顔色が土色になったという…。
そして監督・コーチの心が折れた
チームは「崩 壊」した
そして、この話は、少年サッカー編 第8話につづくのです…
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「崩 壊」
大会優勝!
Aチームの全国大会出場が決まった!
強くなったものだ。まさか優勝するとは、助っ人に参加したBチームのメンバーたちもみんな一緒に飛び上がって喜んだ。
Aチームの親たちが、俺たちのところに来た。
そして「皆さんのおかげです。ありがとうございます。」と頭を下げてくれた。
すると助っ人選手の一人が、下を向いてぼそっと言った。「やっぱ俺ら、外かよ」と…。
驚いた。そんなふうに感じたていたのか。
一緒に戦った者に「ありがとうございます」はないだろう、そういうことなのか。
全国出場…しかし、喜んでばかりいられない。
ありとあらゆる手配が必要になる。費用もかかる。どうする?どうする?どうしよう…そんな慌ただしい日々が来た。
おやじコーチ、おやじ監督、おやじオーナーの3人は、俄然張り切った。
おやじコーチは市にかけ合いに行った。
おやじ監督は計画づくり、そして宿泊、その他、いろいろな手配を始めた。
おやじオーナーは、ドーンと寄附した。
周りの親たちは、3人の指示どおりにかけずり回った。
俺たちにも寄附の依頼は来た。当然、できる限りのことはみんなやった。
みんなの努力と熱い思いで、周りからの暖かい支援があり、AチームのメンバーとBチームから選ばれた助っ人たちは、全国へと旅立った。
しかし、全国の壁は厚く、あっさり負けて帰ってきた。
そして…かえってきた者は、貝のように口を閉ざし、何も言わなくなってしまった。
そして「チームは解散する」という話がまことしやかに流れてきた。
「何で?何があったんだ?」俺は、あらゆる情報網を駆使してその実態を把握しようと努めた。
やっとここまで来て、うちのガキは今度6年になるんだぞ、やっと来年なんだぞ、こんなところでチームをつぶされてたまるか。そんな憤りがむらむらとわいてきた。
そしていろんな話を総合すると…次のようになった。
全 国 大 会
おやじ監督は、いつものように後ろの上段の席から、「ばかやろう、バック何してんだ!」と、人の子をナジって応援?していたという、おやじコーチは、ベンチに入り、監督・コーチとともに既にスタッフの一員となっていた。
試合は、前述のとおり、全国の厚い壁にはばまれ、押されていた。そして監督は、一つの判断をし、控えの選手にアップするように指示をした。
そして「メンバーチェンジ」の監督の声で、ピッチから呼び戻されたのは…おやじオーナーの息子だった。
そして、試合が再開し、数分後のことだった。
おやじオーナーは、なんとグラウンドにいた。
そして、すたすたとベンチに行き、いきなり怒鳴った。
「なんで、俺の息子を降ろすんだ…ふざけるな、幾ら寄附したと思ってんだ」
監督・コーチの顔色が土色になったという…。
チームは「崩 壊」した
そして、この話は、少年サッカー編 第8話につづくのです…
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