■回想 青春の探検部
インターネットをのぞいていたら、俺の卒業した高校のホームページがあって、見ると、なかなかご立派なホームページが…しばらくながめていた。
ホームページの写真を見ながら、「懐かしいのお〜」とぶつぶつ言いながら…あのころのことを思い出した。
入学してすぐのテストで、古典と数学が0点だった…なんで、あんなに勉強しなかったのかねぇ〜3年間ほんとに勉強しなかった。かといって、部活も途中で監督とけんかしてやめちゃうし、不良になるわでもなし、女の子にはフラれるし…ただの「ふぬけ」だった。当然大学なんか合格しなかった。
浪人した。そして猛烈に「ふぬけ」時代を反省した。自分を見つめ、理想とのギャップにさいなまれ、ひとり勝手にもがいた…そういう時なんだね。俺もなかなか青春だった。
そして俺の結論は、大学へ入学して…「探検部入部」になっちゃうんだよね、これが…どうしてかねぇ、この発想?
ところがこれがすごかった。半端な人間の集まりじゃない。今の俺のキャラができ上がったのは、きっとあの学生時代だ。先輩たちの生活を見ていて、その生き方に、カルチャーショックを受けた。
ある夜、先輩たちに連れられて、飲みに行った。5年生の先輩と3年生、そして俺と同輩の4人で行った。先輩、珍しくおごってくれて、四条(京都)で飲んでから歩いて先輩の下宿まで帰る途中、道路脇にテレビが捨ててあるんだよ。昔のことだ、いろんなものが捨ててあった。
「テレビですよ、先輩」と俺
5年生、「映るかもしれんな、ハシモトちょっとこれ持ってこい」
「え〜」と言いつつ、18インチのテレビを担いで歩いた。昔のテレビはでかいんだよ。重いしね。
途中、ほろ酔い気分の着物が似合うクラブのママに出会った。隣には一目でそれとわかる、怖そうな人がいたけど
「おい、こら、そこの○○大生、そのテレビどこで、パクッてきたんや?」なんてほろ酔いママに言われて
「ち、ちがいますよ…」と言いつつ、ママと怖そうな人、そして俺たち4人でしばらく一緒に話なんかしながら歩いていた。
「こんどうちのお店にきいや」とママが誘ってくれた。
「いえいえ、とんでもない、出世したらお願いします。」とビビリながら先輩たち
すると、…真っ黒のやたらでかいアメ車がす〜と後ろから来て、二人を乗せて行っちゃった。
さて、なかなか先輩の下宿につかない。
「先輩まだですか…」
「もう、すぐやんけ」
結局、5キロもテレビを担いで歩かされた。
下宿について、テレビのスイッチを入れる。4人とも、期待に目が輝く。じっと見詰めていると
「ザ〜、ザ〜」…映らない。いろいろチャンネルを回すも…な〜にも映らない。
5年生の先輩、にこにこしながら「お前、工学部やろ、修理せぇ」
大学1年ぼうずに、テレビの修理なんかできっこないのわかっていて言うんだよね。
すかさず、俺は「ち、違いますよ、もうこんな時間で番組がおわったんですよ」と
そしてまた、酒を飲んだくれて
…そのまま4人とも眠ってしまった…
「ザ〜、ザ〜」という嫌な音で目が覚めた。
「おい、朝の番組映らへんやんけ…修理でけえんのか?…えらい邪魔やの〜どないしてくれるんや、お前持って帰れ」と5年生
「またまた、先輩、ご冗談を…」と同輩
「冗談やてよ、こいつ役者ですね、先輩〜」と3年生
「ありがとうございました。失礼します」
「失礼しま〜す」
と、俺と同輩の二人が、昼間だというのに、そのテレビを再び担いで、5キロの道のりを…。
でも、毎週30キロ以上の荷物を担いで、山歩きをしてり、川下りをしていた俺たちには18インチのテレビは、やたらでかいのと、固くて背中が痛いぐらいで、なんでもなかった。テレビは、元あったところにちゃんと帰しておいた。
同輩と二人で、いろんな話をしながら歩いた。
そこから、俺は修学院まで、同輩はなんと仁和寺までバスに乗る金がなく歩いて帰った。
でも、毎日楽しかった。
ある先輩たちは、半年かけて探検をし、ギネスブックに載ってしまった。さすが…
「青春」…時とともに美化され、時には汚され…戻れるものなら戻りたい。しかし、それができないからいいのだ。
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インターネットをのぞいていたら、俺の卒業した高校のホームページがあって、見ると、なかなかご立派なホームページが…しばらくながめていた。
ホームページの写真を見ながら、「懐かしいのお〜」とぶつぶつ言いながら…あのころのことを思い出した。
入学してすぐのテストで、古典と数学が0点だった…なんで、あんなに勉強しなかったのかねぇ〜3年間ほんとに勉強しなかった。かといって、部活も途中で監督とけんかしてやめちゃうし、不良になるわでもなし、女の子にはフラれるし…ただの「ふぬけ」だった。当然大学なんか合格しなかった。
浪人した。そして猛烈に「ふぬけ」時代を反省した。自分を見つめ、理想とのギャップにさいなまれ、ひとり勝手にもがいた…そういう時なんだね。俺もなかなか青春だった。
そして俺の結論は、大学へ入学して…「探検部入部」になっちゃうんだよね、これが…どうしてかねぇ、この発想?
ところがこれがすごかった。半端な人間の集まりじゃない。今の俺のキャラができ上がったのは、きっとあの学生時代だ。先輩たちの生活を見ていて、その生き方に、カルチャーショックを受けた。
ある夜、先輩たちに連れられて、飲みに行った。5年生の先輩と3年生、そして俺と同輩の4人で行った。先輩、珍しくおごってくれて、四条(京都)で飲んでから歩いて先輩の下宿まで帰る途中、道路脇にテレビが捨ててあるんだよ。昔のことだ、いろんなものが捨ててあった。
「テレビですよ、先輩」と俺
5年生、「映るかもしれんな、ハシモトちょっとこれ持ってこい」
「え〜」と言いつつ、18インチのテレビを担いで歩いた。昔のテレビはでかいんだよ。重いしね。
途中、ほろ酔い気分の着物が似合うクラブのママに出会った。隣には一目でそれとわかる、怖そうな人がいたけど
「おい、こら、そこの○○大生、そのテレビどこで、パクッてきたんや?」なんてほろ酔いママに言われて
「ち、ちがいますよ…」と言いつつ、ママと怖そうな人、そして俺たち4人でしばらく一緒に話なんかしながら歩いていた。
「こんどうちのお店にきいや」とママが誘ってくれた。
「いえいえ、とんでもない、出世したらお願いします。」とビビリながら先輩たち
すると、…真っ黒のやたらでかいアメ車がす〜と後ろから来て、二人を乗せて行っちゃった。
さて、なかなか先輩の下宿につかない。
「先輩まだですか…」
「もう、すぐやんけ」
結局、5キロもテレビを担いで歩かされた。
下宿について、テレビのスイッチを入れる。4人とも、期待に目が輝く。じっと見詰めていると
「ザ〜、ザ〜」…映らない。いろいろチャンネルを回すも…な〜にも映らない。
5年生の先輩、にこにこしながら「お前、工学部やろ、修理せぇ」
大学1年ぼうずに、テレビの修理なんかできっこないのわかっていて言うんだよね。
すかさず、俺は「ち、違いますよ、もうこんな時間で番組がおわったんですよ」と
そしてまた、酒を飲んだくれて
…そのまま4人とも眠ってしまった…
「ザ〜、ザ〜」という嫌な音で目が覚めた。
「おい、朝の番組映らへんやんけ…修理でけえんのか?…えらい邪魔やの〜どないしてくれるんや、お前持って帰れ」と5年生
「またまた、先輩、ご冗談を…」と同輩
「冗談やてよ、こいつ役者ですね、先輩〜」と3年生
「ありがとうございました。失礼します」
「失礼しま〜す」
と、俺と同輩の二人が、昼間だというのに、そのテレビを再び担いで、5キロの道のりを…。
でも、毎週30キロ以上の荷物を担いで、山歩きをしてり、川下りをしていた俺たちには18インチのテレビは、やたらでかいのと、固くて背中が痛いぐらいで、なんでもなかった。テレビは、元あったところにちゃんと帰しておいた。
同輩と二人で、いろんな話をしながら歩いた。
そこから、俺は修学院まで、同輩はなんと仁和寺までバスに乗る金がなく歩いて帰った。
でも、毎日楽しかった。
ある先輩たちは、半年かけて探検をし、ギネスブックに載ってしまった。さすが…
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