■第27話 自分の身は自分で守れ(1)
人が集まれば、必ずいじめは発生する。
これはどんなにきれいごとを並べても、必ず起こる。もちろん、チームの子供の中でも起きていた。
当分知らないふりを決め込んでいたのだが、やはりその話は母親同士の話題になり、女房が相談され、俺のところに話が回ってきた。
実は、俺は、「いじめ」というものは、誰が何を言おうとも、いじめられている方が我慢するか、そいつを撃退しない限り、どうしようもないことはわかっていた。
いじめる奴は、そういう性格なのか、そういう育ち方をしたのかわからないが、いじめの対象を変えながら、何度でも繰り返すのだ。
しかし、母親というのはそういうことを認めようとしない人が多いようだ。「何とかしてくれ、何とかしてくれ」と再三言われて、仕方なく動き出すことにした。
試合の日、親を集め、遠回りにそのことを話題にした。みんな親身に聞いてくれていた。同じチームメイトにあるまじき行為である。親は自分の子供がいじめに回らないよう気をつけて見ていてほしい、そんなことを言ったように思う。
いじめられている方はよくよく内容はわかっている。「あいつがうちの子をいつもいじめている。」親としては許せないだろう。
だが、ここで大切なことは、いじめている方の親は何もわかっていないということだ。
事実は知っていても、いじめられている方の親と、事の重大性に対する感度が全く違う。「しようがないわね、うちの子」ぐらいなのだ。そんな親を攻撃したところで、「なんで、そんことぐらいで…」と必ず逆ギレされるのが落ちなのだ。
つづく…
<少年サッカー編>
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人が集まれば、必ずいじめは発生する。
これはどんなにきれいごとを並べても、必ず起こる。もちろん、チームの子供の中でも起きていた。
当分知らないふりを決め込んでいたのだが、やはりその話は母親同士の話題になり、女房が相談され、俺のところに話が回ってきた。
実は、俺は、「いじめ」というものは、誰が何を言おうとも、いじめられている方が我慢するか、そいつを撃退しない限り、どうしようもないことはわかっていた。
いじめる奴は、そういう性格なのか、そういう育ち方をしたのかわからないが、いじめの対象を変えながら、何度でも繰り返すのだ。
しかし、母親というのはそういうことを認めようとしない人が多いようだ。「何とかしてくれ、何とかしてくれ」と再三言われて、仕方なく動き出すことにした。
試合の日、親を集め、遠回りにそのことを話題にした。みんな親身に聞いてくれていた。同じチームメイトにあるまじき行為である。親は自分の子供がいじめに回らないよう気をつけて見ていてほしい、そんなことを言ったように思う。
いじめられている方はよくよく内容はわかっている。「あいつがうちの子をいつもいじめている。」親としては許せないだろう。
だが、ここで大切なことは、いじめている方の親は何もわかっていないということだ。
事実は知っていても、いじめられている方の親と、事の重大性に対する感度が全く違う。「しようがないわね、うちの子」ぐらいなのだ。そんな親を攻撃したところで、「なんで、そんことぐらいで…」と必ず逆ギレされるのが落ちなのだ。
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