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■北海道阿寒郡雄別炭山

 俺は、幼稚園から小学校の低学年の頃まで、夏休みは毎年、北海道で暮らした。

 別荘? 避暑? 勘違いしては困ります。そんな裕福な家庭ではありませんでしたから。

 俺のお袋は北海道生まれの北海道育ち、慣れない関西のじめじめとした暑さに負けてしまい、体調を崩してしまうのが理由だった。医者に行こうが何をしようが、どうしても体調がすぐれず、里帰りをしたところ、ピタッとよくなる。それが理由だった。

 おやじとおふくろの夫婦二人で1年間かけて稼いで貯めた金で、お袋の実家に1カ月滞在した。今、思うと、おやじは、よほどおふくろに惚れていたんだなと感心する。またおふくろの実家も実家で、「よく来た」「よく来た」と1カ月も面倒を見てくれたのだから、これもすごい。
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 奈良から京都へ近鉄で出た。そしてそこから旧国鉄の特急「白鳥号」に乗り、長い長い列車の旅が始まる。富山のマス寿司、これがうまかった、高かった…どこだかの釜飯、これもうまかった。そして深夜、青森に到着。
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 青森から青函連絡船に乗って函館に向かう、海なし県の奈良の子供だ、海が見たくてデッキに出ても、深夜真っ暗な海は、波の音だけ…怖かった。そしていつものように船酔いになって真っ青な顔で「ようた~」と言っては、おふくろのところに戻ってきた。だが、連絡船のカレーは大好きだった。
20060529224801.jpg
 「函館が見えるぞ」、四つ上の兄貴が気持ちよく寝ている俺を、親切にいつも起こしてくれた。無理やりデッキに連れていかれて…霧の中に見える函館、海の波、子供の俺はとても感動した。そして思った。「海の水はどこから来るんやろう?」
 函館から特急「???」(忘れた)に乗って札幌に出る。さらに札幌から釧路へと向かう。
 そして釧路から雄別鉄道に乗り、雄別炭山に向かった。

 雄別炭山着…子供のころの記憶で、2日半ほどかかった列車の旅のように覚えているのだが、定かではない。
 着くと、まず、ラーメン屋へラーメンと食べに行った。ラードの乗ったラーメンが大好きだった。
 そして、焼きトウモロコシに、ジンギスカン、とても嬉しかった。

 でも、子供のことだ、2日もいると…飽きてしまう。

 ある日のことだった。俺と兄貴は、近くのおんぼろ駄菓子屋で独楽(コマ)を買った。夏なのに独楽が売っているところがおもしろいが、正月からそのままだった?のかもしれない。
外で、二人で独楽回しをして遊んでいた。
 すると、近所のガキどもが学校から帰ってきて、遠回しに見ていた。今は知らないが、当時、俺たちの夏休みは7月20日ごろからで、北海道の学校はまだ夏休みに入っていなかったようだ。
 そのうち、一人、二人と同じように独楽を持って少し離れたところで遊びだした。
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 俺と兄貴が、回した独楽を空中にぶ~んと投げ上げて、そのまま手のひらでピタっと受け、そのまま手のひらで独楽が回っているようなことをやっていた。
 小さな缶詰の空き缶をひっくり返して、地べたに置いて、そこをめがけて独楽を投げる。うまくその小さな空き缶の上に、これまたぴたっと乗って回り続ける独楽…。
 近所のガキたちは、同じことをやりだした。でも、どうみても、下手くそだった。俺たちのレベルにはほど遠い…「あいつらへたくそや」と思った。
 …すると、そのガキどもの中でも、うんと小さいのが「どうやるの…」と寄ってきた。
 兄貴が教えてやっていた。
 すると、どんどんガキはこっちへやってきて、ついに一緒に遊んでいた。

 関西弁が変だと結構いじめられたりもしたが、1カ月もいる間に近所のガキの仲間になってしまっていた。毎日、毎日、そんなガキたちと暗くなるまで遊んでいた。

 暗くなって、実家に帰ると、俺より十も上のいとこがいる。このいとこ、ちょっと変わっていて、よく俺と遊んでくれた。
 プロレスが好きで、ビートルズ気違いで(失礼)…
 その、いとこが何か部屋でやっているのをのぞきに行ったときだった。
 こっちに向いて「おい、できたぞ、ほら…」と見せてくれたのは、当時の悪役プロレスラーのデストロイヤーの覆面だった。目と口のところにちゃんと穴があいていて、マジックでいろんな色を塗ってあった。またこの絵がとても上手だった。
デストロイヤー
 「ヒロユキちゃん、かしてや、なあ、かして」俺は、その覆面をかぶりたくてしようがなくなっていた。ヒロユキちゃんは、俺にその仮面を俺にかぶせてくれた。
 「うれしかった」俺は、「デストロイヤーや~」と得意になって、広い田舎の家の中を走り回っていった。
 「おかあさん、ヒロユキさんが作ってくれた、デストロイヤーや」おふくろに見せた。すると、横にいた、おばちゃんが、それちょっと見せてごらんとせっかくかぶっていた覆面を取ってしまった。おばちゃんが、それを持って、お袋に見せた途端、二人は大笑いした。
 その覆面の材料は、なんとヒロユキさんの古いパンツ3枚だったことが判明したのは、数年後のことだった。

 ある年、奈良の俺の家にクーラーが入った。
 俺たちの毎年の行事、北海道への旅がその年に終わった。

 「北海道阿寒郡雄別炭山」

…今は、地図からもその地名は消え、町があったことを記す石碑だけが建っているという。

 一度、行ってみたいと思っている。




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