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目 次
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■もう一つの8時18分 第21話「ハンカチ」

とっさに、ポケットの中からハンカチを取り出し、彼に向かった。
 そして差し出しながら
「これ、落としませんでした?」佐代子の口から思わず言葉が出た。
 彼は、佐代子の方を振り返り「あっ…はぁ」ポカンとしていた。

お願い、私の気持ちを察して、私の目を見て、お願いだから、嘘を言って…
「これ…違いますか」佐代子は再び彼に尋ねた。
心臓が口から飛び出てきそうな気がした。

「はぁ…あ、ありがとうございます。」

佐代子は、うそつきになってくれた彼に感謝しながら
「よかった…はい」と、彼に兄のハンカチを手渡した。

佐代子は、次の言葉を探していた。何か話をしないと、何か言わないと
「あ、歩くのとても速いんですね、追いつくの大変でした」口から出た言葉はそれだけだった。
「そうですか? ありがとうございます。」と、彼は渡されたハンカチをポケットに入れた。
佐代子は、その仕草を見て、ひょっとして、彼、うそつきになってくれたんじゃなくて、自分のものと勘違いしているんじゃ…そんなことが頭に浮かんだ。ここで気づいて、「これ違います」と言われたら…終わってしまう。

 佐代子の頑張りも、もう限界だった。自分の気持ちをぶつけてしまった恥ずかしさ、そして不思議な小さな罪悪感、彼のものではないと気づいてしまうかもしれない、そんな怖さから一刻も早く、その場を去りたかった。

佐代子は、青に変わった信号を見て、礼を言う彼に
「いいえ、それでは」と、素っ気なく足早にその場を去った。

後ろを振り返ることもなく、とにかく早足で彼から姿を消したかった。
真っすぐ前を向いて、ひたすら歩いた。
もう見えないだろう、そんな雰囲気の中で、彼女は全身から力が抜けていくのを感じた。
「信じられない…」ポツリと口に出た。

目の前の自分の会社に近づくにつれて、不思議と足が軽くなってきた。
「一歩前に出た、出られた。」そんな気持ちがどんどん大きくなっていく、佐代子は初めて直接アクションに出た。こんなこと生まれて初めてだった。

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