■もう一つの8時18分 第31話「イタリアぎょうざ」
その夜も、佐代子は携帯をいっときも体から離せなかった。ちらちらと、何をするときも携帯を見てしまう。
そのたび
「ば〜か」
ふと、そう言えば、あの映画いつまでだったかな?インターネットで、映画館の上映予定を調べだした。既に、特別リバイバル企画だったその映画の上映は終わっていた。
「あら…どうしよう? 困らせちゃう」佐代子は、困った。
彼はきっと、その映画を見に行きましょうと言ってくる。で、その映画は終わっちゃった。さて、どうしましょう、彼はすぐに決められるのかどうか…でも、彼を少し知るのにいい機会かもしれない。
そんなことを思いながら、近くの映画館で何かやっていないか探していた。
あ〜、でもひょっして、いつまでたっても決められない人だったらどうしよう…完全に減点だけど、逃げ道つくってあげた方がいいかな〜。
佐代子は、自分なりに彼のためにデートプランを考え出していた。
映画は、まあ何でもいいわ、それから食事でしょう。近くには何があったかな…
「佐代子さん、何が食べたい」な〜んて聞かれるもんね、きっと。
「フレンチがよろしいですわ」なんて、かわいくないよね。これこれ「釜飯」があるじゃない。これでいいわ、これで、安く上げさせてあげないとね。
すると…携帯が着メロを鳴らした。
ドキッとした。
「彼だ。で、でなきゃ…」携帯を持って大きく深呼吸をした。
「池上です。こんばんは」
「田嶋です。こんばんは、日曜日の件で」
「はい」と返事をしながら、彼の声を聞いて、耳に心地よさを感じていた。
「見たい映画っておっゃっていましたよね」
やっぱり…それ
「はい、実はあの映画…もう終わってしまったんですって」佐代子は答えた。
「えっ、そうなんですか。じゃあ、映画館で気に入ったのがあれば、それでいいですか?」
佐代子は、彼の早い受け答えに少し驚いた。そして好意を持った。
「はい、それで結構です」佐代子は、彼に任せようと思った。
しばらく、やりとりが終わり、携帯を切った。
「やった〜」佐代子は、ベッドの上で飛び上がって、着地と同時にガッツポーズ。
佐代子のメモには待ち合わせの場所と時間
そして映画、フランス料理、イタリアぎょうざと書かれていた。
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その夜も、佐代子は携帯をいっときも体から離せなかった。ちらちらと、何をするときも携帯を見てしまう。
そのたび
「ば〜か」
ふと、そう言えば、あの映画いつまでだったかな?インターネットで、映画館の上映予定を調べだした。既に、特別リバイバル企画だったその映画の上映は終わっていた。
「あら…どうしよう? 困らせちゃう」佐代子は、困った。
彼はきっと、その映画を見に行きましょうと言ってくる。で、その映画は終わっちゃった。さて、どうしましょう、彼はすぐに決められるのかどうか…でも、彼を少し知るのにいい機会かもしれない。
そんなことを思いながら、近くの映画館で何かやっていないか探していた。
あ〜、でもひょっして、いつまでたっても決められない人だったらどうしよう…完全に減点だけど、逃げ道つくってあげた方がいいかな〜。
佐代子は、自分なりに彼のためにデートプランを考え出していた。
映画は、まあ何でもいいわ、それから食事でしょう。近くには何があったかな…
「佐代子さん、何が食べたい」な〜んて聞かれるもんね、きっと。
「フレンチがよろしいですわ」なんて、かわいくないよね。これこれ「釜飯」があるじゃない。これでいいわ、これで、安く上げさせてあげないとね。
すると…携帯が着メロを鳴らした。
ドキッとした。
「彼だ。で、でなきゃ…」携帯を持って大きく深呼吸をした。
「池上です。こんばんは」
「田嶋です。こんばんは、日曜日の件で」
「はい」と返事をしながら、彼の声を聞いて、耳に心地よさを感じていた。
「見たい映画っておっゃっていましたよね」
やっぱり…それ
「はい、実はあの映画…もう終わってしまったんですって」佐代子は答えた。
「えっ、そうなんですか。じゃあ、映画館で気に入ったのがあれば、それでいいですか?」
佐代子は、彼の早い受け答えに少し驚いた。そして好意を持った。
「はい、それで結構です」佐代子は、彼に任せようと思った。
しばらく、やりとりが終わり、携帯を切った。
「やった〜」佐代子は、ベッドの上で飛び上がって、着地と同時にガッツポーズ。
佐代子のメモには待ち合わせの場所と時間
そして映画、フランス料理、イタリアぎょうざと書かれていた。
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