■もう一つの8時18分 第32話「シミュレート」
3秒のガッツポーズの後、佐代子はすぐにドレッサーを開けた。
「何着ていけばいいの?」
「彼はどんな格好してくるんだろう? スーツ?」
片っ端から服を引っ張り出して、鏡に向かう。
「ちょっと古いかな〜」
「ミニ?…いいかも」
「乙女チック…これもいいかも」
「あ〜ん、この時期に着るものがない」
時間だけが過ぎていった。
そして結論は
「この際、何か買ってこよう」
であった。
なんか疲れた…飲んじゃえ。お気に入りのCDをかけながら、いきなりカティーサークをロックでやりはじめた。
でも、よかった、電話くれて…。
さて、服は、買うとして、下着は買ってあるし、あれでいいよね?
ウィスキーの2杯目が空いた。
あれも、ちょっと勝負を意識し過ぎたかも…一目でバレちゃうかな?
いいよね、「あなたのために…」なんてかわいいじゃないね。…て、いうか、何でいきなり下着を見せる状況になるわけ?
ウィスキー3杯目を入れた。
そんな状況になるわけないわよね…そんな人じゃないもん。
ていうか、何もないのも…つまんないかも。
やっぱ、女性として細心の配慮は必要よね、うん。
じゃあさ…ちょっとボディライン出した方がいいよね、いいところはアピールしないとね。
それとも、脱いでびっくり玉手箱みたいにした方がいいのかな?
さて彼がスーツだろうが、カジュアルだろうが、合うものか、何がいいのかな?
彼は、どんな格好が好きなんだろう?
まずは、待ち合わせの場所に行くと、それからどうしよう?
…勝手なそして心弾むシミュレートは続く。
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3秒のガッツポーズの後、佐代子はすぐにドレッサーを開けた。
「何着ていけばいいの?」
「彼はどんな格好してくるんだろう? スーツ?」
片っ端から服を引っ張り出して、鏡に向かう。
「ちょっと古いかな〜」
「ミニ?…いいかも」
「乙女チック…これもいいかも」
「あ〜ん、この時期に着るものがない」
時間だけが過ぎていった。
そして結論は
「この際、何か買ってこよう」
であった。

なんか疲れた…飲んじゃえ。お気に入りのCDをかけながら、いきなりカティーサークをロックでやりはじめた。
でも、よかった、電話くれて…。
さて、服は、買うとして、下着は買ってあるし、あれでいいよね?
ウィスキーの2杯目が空いた。
あれも、ちょっと勝負を意識し過ぎたかも…一目でバレちゃうかな?
いいよね、「あなたのために…」なんてかわいいじゃないね。…て、いうか、何でいきなり下着を見せる状況になるわけ?
ウィスキー3杯目を入れた。
そんな状況になるわけないわよね…そんな人じゃないもん。
ていうか、何もないのも…つまんないかも。
やっぱ、女性として細心の配慮は必要よね、うん。
じゃあさ…ちょっとボディライン出した方がいいよね、いいところはアピールしないとね。
それとも、脱いでびっくり玉手箱みたいにした方がいいのかな?

さて彼がスーツだろうが、カジュアルだろうが、合うものか、何がいいのかな?
彼は、どんな格好が好きなんだろう?
まずは、待ち合わせの場所に行くと、それからどうしよう?
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