「おもろいやんけ」にご訪問いただきありがとうございます。
本ブログは、以下に移行いたしましたので、よろしくお願いします。
   http://omoroi.eishin-net.com/
以後、新しい記事は、そちらに掲載させていただきます。


目 次
 本ブログは、通常のブログのように順を追って読むと、恐らく混乱し、わけのわからないことになってしまいます。
 すべての記事は、下の目次で整理されています。
目次でご興味のわいたところを探していただけると、少しは読みやすくなると思います。

   ■少年サッカー編 目次へ     ■中学部活サッカー編 目次へ
   ■サッカー番外編 目次へ     ■かまたりの回想編 目次へ
   ■かまたりブログ編 目次へ    ■かまたりのおすすめ編 目次へ
   ■かまたりのたわごと編 目次へ ■かまたりの妄想編 目次へ
   ■小中学生の勉強編 目次へ

 作者プロフィール
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

続きを読みたい方・おもしろかったと思っていただいた方は、
下のバナーをクリックしてください。
ninki

おもしろショップ「ユーイング」|-----|スポンサー広告||TOP↑
■もう一つの8時18分 第37話「大きな手」

「出ようか?」卓が言った。

「えっ?」
下を向いていた佐代子にそんな表情が浮かんだ。(いいように解釈してくれると思ったのに…)

「は、はい…ちょっとお化粧直してきます。」佐代子は力なく返事をし、化粧室に行った。
鏡の前で、だんだん不安になっていく自分がいた。だって、彼も明るい表情になったじゃない。みんな納得して、飲み込んできたんじゃないの?それとも本当は怒っているの?

 化粧を直し、席に戻ってきた。
 彼は、佐代子が戻ってくるのを見ると、すっと席を立ち、伝票を持った。(もう立つの?そんなに早く出なくても…)
佐代子が戻ってくると
「じゃあ、行こうか」彼は、さっさとレジに向かった。

 佐代子は卓の後に続いた。
「カラン…」ドアのカウベルの力無い音が鳴った。

 二人は店を出た。彼が車道側の方に歩いていくのに佐代子は続いた。彼が立ち止まって、振り返りながら言った。

「腹減りませんか? 俺、やっぱり餃子が食いたいんだけど、いいかな?」
振り返った彼の顔は、とっても優しい顔になっていた。佐代子も思わず
「はい、ぜひ」
佐代子が返事をすると、もう歩き出した彼におくれないように一生懸命ついていった。

彼は、歩きながら佐代子の方を向いて
「岩太っていう店がこの先にあるだよ、そこの特製餃子がうまいんだよ。でっかいしね…カリッとしているのが好きなんだな~俺、腹減っちゃって…」
(なんだ…お腹すいていたの、もう、まったく、どうしてくれるのよ…泣きそうだったんだから)
「へえ、そうなんですか、いつも餃子と何を召し上がるんですか?」佐代子は急ぎ足で歩きながら一生懸命会話をしていた。
「スタミナカツラーメンと麦飯だな、これがまた最高なんだよ」
「そんなに召し上がるんですか?」驚いてみせた。
「ハハハ、うまいものは食えるもんだよ」そう言いながら、彼は、佐代子に手を差し伸べた。
20060729172030.jpg
 佐代子は、一瞬、彼の顔を見て、笑顔で彼の大きな手のひらに自分の手を重ねた。
 おおきな手は温かかった。

 おわり



続きを読みたい方・おもしろかったと思っていただいた方は、
下のバナーをクリックしてください。
ninki

おもしろショップ「ユーイング」|07-29|妄想編コメント(0)TOP↑
この記事にコメント
名前:
コメントタイトル:
メールアドレス:
URL:
コメント:

パスワード:
管理人だけに表示:
管理者にだけ表示を許可
この記事にトラックバック

お気に入りに追加

★新 着★

プロフィール

おもろいやんけが本に!

「おもろいやんけ」が、今すぐ全部読める電子本になりました。どうかよろしくお願いします。

おもろいやんけ 第2段
「中学部活編」発売!

bukatu_hyoshi100_100.jpg

おもろいやんけ 第1段
「少年サッカー編」好評発売中!

おもろいやんけ少年サッカー編表紙


QRコード

QRコード

ブロとも申請フォーム

配信

最近のコメント

最近のトラックバック

リンク

RSSフィード

RSS
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。