定期テストが終わった。
テスト前の対策授業も行い、それなりにみんな一生懸命やった。
もちろん、中には、一生懸命やらない奴もいる。これはどの時代も、どの集団にも必ず、そういうのはいる。
授業が始まり、テストの得点記入表を配った。
「数学死んだ…」
「俺、英語、死んだ…」なんて言ってる
まあ、あまり奴等のできはあまりよくないような雰囲気…。
「今日は、あいつらも結果が返ってきて、余り気分も乗らないだろうから…説教なんかやめておこう」なんて思っていた。
記入した、用紙を1人ずつ回収に回った。
すると…
「ほ〜ら、やったでしょ!」と、女の子、見ると、過去最高の得点
「おっと…なかなかやるやんけ」と、びびる俺
そして、後ろの男子
「いいだろう!参ったか」、どうして俺が参らなければいけないのかわからないが、彼も過去最高の得点だった。
そして隣の別の男子
「ざま〜みろ」と、見るとまたまた最高得点…だが、なぜ、俺がザマーを見なきゃいけないのだろう?
「わたしは神よ」…なんだかわけのわからないことを言う子
あれ!いきなり400点越え
「おっお、おおおまえ、かしこかったんか?」
「そうよ、わたしは神よ」と、またわけのわからないことを言っていた。
なんだかんだと、わけのわからないことを言われながら回収していると、こっちまで嬉しくなってきた。
神でもなんでもいいや、ザマーみろでもいいや、よくやった。
「おまえら、ほんま頑張ったんやな〜」ホロッと本音が出ちまった。
「おれらは神だ!」…なんだか、クラス全体に「神」がはやっているようで…。
「おまえは、わたしのしもべよ」、こいつらの頭の中に、なんか変なものが入ってしまったようだ。
わいわい大騒ぎになってしまった。
まあ、こんなにみんな成績が上がるなんて、滅多にないことだ。
いいねえ、こういうの…こいつらの本当の笑い顔、親たちは知っているんだろうか?
願わくば、この得点を親に見せたとき
「よく頑張ったな」
と言ってくれる親たちであってほしい。
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