■第16話 ドキュメンタリー 最終戦 「それでも出られる」
我が一中学サッカー部、廃部の危機からも何とか免れ、試合に出られるように、長男ナオトは頑張った。何でもいい、サッカーをやってくれる友だちを集めた。
そのとき、既にサッカー部は廃部の方向で検討されているといううわさがたった。俺は毎朝練習に行き、「センコウ…勝手なまねは許さん」とにらみつけて1年数カ月がたった。
そのかいあって、今回の大会には…
3年生が2人、今年4月に入部してくれた。だが、秋の新人戦に無理矢理頼み込んで、やっと出てくれたサッカー経験者の3年生も、今回は別のことに夢中で、サッカーの試合には出てくれなかった。
仕方なく、右も左も分からない素人1年生を1人出すことにした。
2年生は2人になった。しかし、1人は遠距離通学のため練習にほとんど出られなかった。
それでも、土曜日の大会には出られる!
キャプテンのナオトの目標は、「公式戦1勝」だった。その言葉を聞いてバカにしていた俺も、彼の熱い想いと、有言実行の姿勢に心うたれ、今日まで協力してきた。
個人技も少しずつ、うまくなってきた部員たち、助っ人青年コーチのおかげで、連携も少しずつとれるようになってきた。練習試合にも勝つことができた。
そんな、ちっぽけな自信を持てるようになってきた彼らに、何とか公式戦1勝の目的を遂げられるよう、ド素人の俺が作戦を練った。
木曜日の夜、土曜日に試合だというのに、ナオトは39度の熱を出してダウン…急遽、病院へ行って点滴を打つ。「無理するな」という父親兼コーチの話を聞かずに、練習に出たのが災いした。
金曜日は学校も練習も完全に休み…土曜日に備えることにさせた。奴が学校を休んだのは、これが最初で最後だった。
試合前夜のこと、寝込んでいる息子に
女房「大丈夫?」
息子「倒れるまでやる…」
俺「当たり前や…」
息子「やる…」
女房「そうだよねぇ」
俺「倒れたら、俺が病院に運んだる。心配するな…」
公式戦まで、あと1日
<中学部活編>
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我が一中学サッカー部、廃部の危機からも何とか免れ、試合に出られるように、長男ナオトは頑張った。何でもいい、サッカーをやってくれる友だちを集めた。
そのとき、既にサッカー部は廃部の方向で検討されているといううわさがたった。俺は毎朝練習に行き、「センコウ…勝手なまねは許さん」とにらみつけて1年数カ月がたった。
そのかいあって、今回の大会には…
3年生が2人、今年4月に入部してくれた。だが、秋の新人戦に無理矢理頼み込んで、やっと出てくれたサッカー経験者の3年生も、今回は別のことに夢中で、サッカーの試合には出てくれなかった。
仕方なく、右も左も分からない素人1年生を1人出すことにした。
2年生は2人になった。しかし、1人は遠距離通学のため練習にほとんど出られなかった。
それでも、土曜日の大会には出られる!
キャプテンのナオトの目標は、「公式戦1勝」だった。その言葉を聞いてバカにしていた俺も、彼の熱い想いと、有言実行の姿勢に心うたれ、今日まで協力してきた。
個人技も少しずつ、うまくなってきた部員たち、助っ人青年コーチのおかげで、連携も少しずつとれるようになってきた。練習試合にも勝つことができた。
そんな、ちっぽけな自信を持てるようになってきた彼らに、何とか公式戦1勝の目的を遂げられるよう、ド素人の俺が作戦を練った。
木曜日の夜、土曜日に試合だというのに、ナオトは39度の熱を出してダウン…急遽、病院へ行って点滴を打つ。「無理するな」という父親兼コーチの話を聞かずに、練習に出たのが災いした。
金曜日は学校も練習も完全に休み…土曜日に備えることにさせた。奴が学校を休んだのは、これが最初で最後だった。
試合前夜のこと、寝込んでいる息子に
女房「大丈夫?」
息子「倒れるまでやる…」
俺「当たり前や…」
息子「やる…」
女房「そうだよねぇ」
俺「倒れたら、俺が病院に運んだる。心配するな…」
公式戦まで、あと1日
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